さて、パズニックです。名前から分かる通りパズルゲームなのですが、これがめちゃくちゃ難しい。PCエンジンのパズルゲームでは一番難しいんじゃないんでしょうか・・・と私は本気で思いました。
もとはゲーセンにあった脱衣ゲーで、それが原因なのかは分かりませんが、とにかくちょっと間違えただけで簡単にハマります。
PCエンジンでは脱衣ではなく、クリアすると女の子のグラフィックを見ることができます。全部で10種類、今見てもなかなか気合いが入ってると思います。ただし9番目のバニーさんと最後のタイムギャルはエキスパート面をクリアしないと見られません。
パズニックは同じ模様のブロックを2つ(以上)くっつけると消えるので、がんばって全部のブロックを消しましょう、という非常にシンプルなルールのパズルゲームです。フィールドには重力があり、ブロックは持ち上げることができません。
2つで消えるというのが罠で、うっかり余計なブロックまで巻き込んで消してしまいやすいので油断ができません。
また、ステージ開始時に配置されているブロックが奇数個の場合はどこかで「3個消し」を作らないとブロックが1個余ってしまうのでクリアできません。この3個消しをいかにして作るかが上級面のポイントになります。
このゲーム、フィールドの配置は同じなのですが、ブロックの絵柄はプレイするたびに変わ(ることがあ)ります。つまり、「最初に紫を消して~」とか、「この面は丸のブロックを3個消しするのがポイント~」のような覚え方はできません。このあたり、かわいいグラフィックの内に秘めた凶悪さが見え隠れしていて割と好きです。このページではブロックを①から⑧までの記号で表します。また、壁を■で表します。
それから、一部のステージではムービングブロック(動く壁)があり、これを使ってブロックを運ぶことができます。このページでは左右に動くものをLR、上下に動くものをUDと書くことにします。
実際の攻略では、文字だけで説明が難しい場合には説明図を入れます。(新しいタブで開く・・・はず。うまい書き方が思いつかないのでページが非常に縦に長くなりますがご容赦ください。)この説明では、「このブロックをここまで持ってくる」を反転と矢印で表すことにします。
前に書いたとおり、3個消しの作り方がポイントです。攻略の中でも飽きるほど何度も出てくるので整理しておきましょう。
①→①■
■■①■
■
この図のように、段差を使って「┌」や「┐」の形に組むのが基本中の基本です。
①→①
②①②
■■■■■
壁でなくても、他の種類のブロックを使って段差を作ることもできます。
①→
■■↓
↓
①↓①
■■■■■
またこのように、「上からブロックを落とす」ことができるのであれば、下の地面に段差がなくても横並びの3個消しを作ることができます。
①→
②↓
②①↓①
■■■■■
上から落とすのは壁やムービングブロックだけでなく、他の種類のブロックを足場にすることももちろん可能です。こうした技を使い、なんとか3個消しを組んでいきます。
クリア時はいちおうダライアス風に、つながったステージを選択できます。まあでも普通は上から順にとか、そういう感じでクリアしていくんだと思いますが・・・
エキスパートステージ(前半) | エキスパートステージ(後半) |
難しいステージは本当に難しいです。やり方が分かっていても失敗するような、大胆かつ繊細な操作を要求される場面もありますが、全体として見れば純粋パズルなつくりのステージが多いので、パズル好きな人にはぜひ触れてほしいゲームのひとつです。